「中小企業」から『中堅企業』へ。
今回注目の補助金に見る公的支援施策の転換期
2024年は補助金制度の大変革期です。ものづくり補助金は今回スタートした第18次公募より大きく制度変更がなされ、中堅企業向けとして新たに「大規模成長投資補助金」が創設されました。補助金申請は複雑さに拍車がかかっており、活用をお考えの企業様にとっては頭が痛いところと思われます。
今回は、株式会社サクシードで補助金支援を中心に長年実績を積んだコンサルタントが、中堅企業向けに改変された「ものづくり補助金」について、従前制度からの変更点や採択事例を交えながらご説明し、今回注目の「大規模成長投資補助金」についても解説をさせていただきます。
応募をご検討の企業様はぜひご受講ください。

本セミナーの受講をお勧めする方
- 大きい設備投資を計画されている企業
- 2024年問題など、社会的な変化に対応しなければならない企業
- 人手不足が事業運営に影響を及ぼしている企業
- 熟練者の離職により技術の低下が懸念される企業
- 補助金活用に興味はあるが、活用に踏み切れない方
開催の背景
補助金制度は、近年、ものづくり補助金を始めとしてここ注目されてきました。特に新型コロナウイルスの影響により多くの交付金や補助金が制度化され、その中でも事業再構築補助金は金額も大きいため多くの方が利用してきました。しかし、ものづくり補助金も10年以上経過し、事業再構築補助金も新型コロナウイルスも5類に格下げとなった現在、大きな転換期を迎えています。
この転換のきっかけは、行政による各補助金制度の効果検証(レビュー)です。このレビューによれば、これまでに補助金を支給した中小企業、特に小規模事業者ほど補助金活用の効果の向上が見られないこと、経済活性化への貢献度が低いと思われる事業が増加したこと、大手企業と中小企業の賃上げ率の差が広がっていることなどが識者の見解として挙げられました。
これを受けて、企業数の86.5%を占める小規模事業者よりも、13.2%の中堅(中規模)企業の方がより効果、すなわち積極的な賃上げが実施できるのではないか、という判断となり、「中堅企業向け」という方針転換が始まっています。そこで新たに創設されたのが「大規模成長投資補助金」です。
本セミナーでは、今回注目の「大規模成長投資補助金」の解説と、中堅企業向けに改変された「ものづくり補助金」について従前制度からの変更点や採択事例を交えながらご説明をさせていただきます。
導入設備例
業種業態ごとに特化した設備類の導入に貢献しています

食品製造業
食品包装機

食品製造業
業務用オーブン

金属製品製造業
CNC旋盤

金属製品製造業
マシニングセンタ

建設業
ラフタークレーン

建設業
油圧ショベル

自動車整備業
マルチユースクレーン

自動車整備業
自動車整備機械一式

サービス業
介護データ送受信システム

歯科医
3Dスキャナー

農業
自動操舵システム

卸売業
在庫管理システム
業種・業態を問わない導入実績
弊社では、地域・業種・業態を問わず、様々なお客様の補助金申請をサポートしてきました。
補助金の種類 | 既存業種 | 補助事業概要 | 交付額 |
---|---|---|---|
ものづくり補助金 | 食品製造業 | 新たな商品開発とコスト改善に資する菓子製造ラインを構築 | 約1,250万円 |
ものづくり補助金 | 産業廃棄物処理業 | 廃棄発泡スチロールのリサイクル率を向上させれペレット加工機の導入 | 約1,250万円 |
ものづくり補助金 | 基盤固定具製造業 | 大規模製品用固定具製造を生産性向上を図るための大型切削機械の導入 | 約1,000万円 |
ものづくり補助金 | 食品製造業 | 伝統的食品の職人技を代替する自動加工機の導入 | 約1,250万円 |
ものづくり補助金 | 棟上工事業 | 専門工程に特化して建設工事の効率化を図るためのラフテレーンクレーンの導入 | 約750万円 |
ものづくり補助金 | 自動車整備業 | 自動車整備の効率化を図るためのデジタル整備機材の導入 | 約750万円 |
ものづくり補助金 | 食品製造業 | 省力化と高付加価値化を図るためのAIを搭載した検査機器の導入 | 約1,250万円 |
ものづくり補助金 | 伝統工芸品製造業 | 伝統工芸の新たな価値を生み出すためのUV印刷機の導入 | 約650万円 |
ものづくり補助金 | 総合工事業 | 作業の効率化および高付加価値施工を実現するためのICT掲載重機の導入 | 約1,000万円 |
ものづくり補助金 | 職別工事業 | 木造建築の受注拡大を実現するための最新重機導入による施工体制の拡充 | 約1,000万円 |
ものづくり補助金 | パイプ溶接業 | 自動溶接装置の導入によりパイプ溶接作業を自動化 | 約1,000万円 |
ものづくり補助金 | 環境測定分析業 | 環境分析結果の即時共有を可能とするクラウドシステムを導入 | 約1,000万円 |
ものづくり補助金 | 有機肥料製造業 | 自動包装機・自動整列機を導入して増産体制を構築 | 約1,000万円 |
ものづくり補助金 | 金属加工業 | 三次元測定機を導入して他社との共同研究体制を構築 | 約750万円 |
ものづくり補助金 | 鉄骨製造業 | 大型鉄骨対応の自動製造ラインの構築 | 約950万円 |
ものづくり補助金 | 電気機械器具製造業 | ⽣産性の向上と熟練加⼯技術の伝承を図るため最新CNC旋盤を導⼊ | 約1,000万円 |
ものづくり補助金 | 自動車整備業 | ⽔性塗料対応型の最新式塗料ブースを導⼊ | 約1,000万円 |
ものづくり補助金 | プラスチック製品製造業 | 独⾃の検査ライン⾃動化システムを開発 | 約1,000万円 |
ものづくり補助金 | 紙製品製造業 | 世界への販路拡大を目指すための設備の導入 | 約1,250万円 |
ものづくり補助金 | パレット製造業 | 革新的大型自動洗浄機を導入して新生産プロセスを構築 | 約1,000万円 |
ものづくり補助金 | 畳製造業 | 高付加価値小作業への配置転換と市場ニーズに対応するための設備導入 | 約700万円 |
事業再構築補助金 | 足場工事業 | 足場材の洗浄事業を展開 | 約1,400万円 |
事業再構築補助金 | 木材製造業 | 既存事業の廃棄木材を利用しておが粉を製造 | 約2,000万円 |
事業再構築補助金 | 産廃業 | 収集運搬した廃棄物の資源化事業を新たに開始 | 約2,000万円 |
事業再構築補助金 | 金属製品製造業 | 外注していた鉄骨加工 (製造)を内製化 | 約4,000万円 |
事業再構築補助金 | 土木工事業 | 情報ネットワーク力と人材の技術力を活かして畜産資材製造へ新規参入 | 約4,000万円 |
事業再構築補助金 | 原木運搬業 | 自社所有山林の未利用材を活用してバイオマス燃料製造へ新規参入 | 約4,000万円 |
事業再構築補助金 | 精密機器製造業 | 既存製品を活用した観光事業参入のための施設新設 | 約4,000万円 |
事業再構築補助金 | 旋盤加工業 | 町工場からの脱却を図るための商品開発・販売環境を新設 | 約2,000万円 |
事業再構築補助金 | 自動車整備販売業 | 車種に特化した自動車整備を行うための整備環境の新設 | 約2,000万円 |
事業再構築補助金 | 人材派遣業 | 女性活躍・地域雇用の機会を提供するための製造工場の新設 | 約7,000万円 |
事業再構築補助金 | 養鶏業 | 廃棄せずに付加価値を加えて商品化と販売するための製造小売環境の新設 | 約4,500万円 |
セミナー概要
① 補助金とは?
そもそも補助金についてご存知でない方、知っているけど詳しくは知らない方に向け、対象設備、スケジュール、申請要件等、概要をご説明します。
② 新制度「大規模成長投資補助金」の制度解説
今回の補正予算では、中小企業に該当しなかった中堅企業が実施する大規模投資に活用できる補助金が新設されました。この制度概要について解説します。
③ ものづくり補助金、事業再構築補助金の変更点
これまで実施されていたものづくり補助金については大きな変更が実施され、また再構築補助金についても変更になることが見込まれています。新制度及び、変更予想についてこれまでの制度との違いを比較してお話いたします。また、新たな補助金制度では、過去に補助金を活用した事業について減点となる措置が盛り込まれています。このようにあまり知られていない補助金制度、制度のポイントを解説します。
④ 採択事例・該当する設備等紹介
お客様の補助金採択実績をもとに、弊社のご支援内容を交えてお話します。また、該当する設備についても別紙にて、紹介させていただきます。
講師紹介
株式会社サクシード
執行役員・公的支援責任者
押山 健司
大原簿記専門学校 札幌校卒業後、宇都宮市内の税理士法人に就職し14年間勤務。退職後、IT企業の経営管理部門にて、財務・労務・税務・人事業務のほか、マネジメントシステム(ISO9001・プライバシーマーク・ISO27001(ISMS))の運用と新規認証取得(ISMS)に携わる。中小企業における経営管理業務の強化の重要性を感じ、より多くの中小企業の支援に尽力したいと考えるに至り、現職へ転職。財務・会計のスペシャリストとして活動している。 企業向けのコンサルティングと並行して各種補助金申請サポートの責任者を務め、お客様のニーズに合致した補助金の提案から採択される計画書作成のサポート、実施支援まで一貫して対応している。
【専門領域】
補助金を活用した事業創出支援、資金調達・改善計画策定等の財務コンサルティング全般、ISOをベースとしたMSに関するアドバイス

『中小企業』から『中堅企業』へ。
今回注目の補助金に見る公的支援施策の転換期
補助金採択支援実績13億円の
コンサルタントが考える、
2024最新補助金トレンドと攻略法!
日時
2024年2月29日(木) 17:00〜18:00
開催方法
オンライン(Zoom)
料金
無料
定員
30名
講師
押山 健司(株式会社サクシード 執行役員・公的支援責任者)
講演内容
■補助金とは?
■新制度「大規模成長投資補助金」の制度解説
■ものづくり補助金、事業再構築補助金の変更点
■採択事例・該当する設備紹介
お申し込みフォーム
セミナー受付は終了いたしました
セミナー運営

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